たとえば、コンダクター（指揮者）なしのオーケストラを想像してみてください。すべての楽器が勝手に演奏をしたら、一体どのような音楽になると思われますか？ 聴くに堪えない音楽になるのではないでしょうか？ 皆さんの腸の中の細菌もこれと同じようなことが言えるのです。

私たちの腸にはどのくらいの細菌が存在しているかご存知でしょうか？ なんと100種類以上、100兆もの細菌が生息しているのです。これらの細菌には、大別して善玉菌と悪玉菌、日和見菌があります。皆さまがよくご存知の乳酸菌も腸で働く善玉菌です。この乳酸菌の中には丸い形をした乳酸球（きゅう）菌と、棒状の形をした乳酸桿（かん）菌と呼ばれるものがあります。どこが違うのでしょうか？ 乳酸菌のみの働きで発酵を行うことを単独発酵と言います。乳酸球菌は単独発酵をする乳酸菌です。一方乳酸桿菌は、単独発酵するものもありますが、他の乳酸菌や酵母と一緒に発酵を行う共生発酵ができます。乳酸桿菌自らも発酵しながら他の乳酸菌や酵母とともに発酵することで、それぞれの力を発揮することができるのです。

共生発酵をする乳酸桿菌の代表的なものがケフィア菌種です。ケフィアによる発酵生産物は善玉菌と相性がよく、身体環境を整え、活力を与えることが可能となります。当社のオリジナル原料「LGK-25」は、このケフィア菌種に属しています。コーカサス地方カスピ海周辺で何百年も前から大切に育まれてきたケフィア菌種を日本に運び、国内の発酵技術で生まれた菌をもとに育てられたオリジナル乳酸菌です。

コンダクターは、すべての楽器の特性や演奏者の技術を熟知し、オーケストラ全体をうまく連動することで、美しい音楽を奏でることができます。LGK-25は、このコンダクターのようなオリジナル原料です。